隣国ウクライナに対し、強力な軍事力で威嚇を繰り返すロシア。なぜロシアはここまで強硬なのか。前回の“戦争シナリオ解説”に続き、今回はあえて「ロシアの論理」や「言い分」に立って、ウクライナ危機を読み解きます。
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日本やヨーロッパ諸国から見ると、自国よりはるかに小さなウクライナを強力な軍事力で脅すロシアは、いかにも“侵略的”に映ります。実際、2014年には軍事力を背景にクリミアを併合し国際社会から強い非難を浴びましたが、全く怯む様子も見せていません。ロシア国内の世論調査では、今回のウクライナ危機について「緊張を高めたのはロシアだ」と解答した人は、全体のわずか4%に過ぎません。圧倒的多数の人々がアメリカやウクライナ、そしてNATOだと考えているのです。
もちろん国内で報道の自由が制限されていて、求心力を高めたいプーチン大統領の強い権力も影響しています。しかし歴史を振り返ると、実はロシア人の根底にはある“恐怖”と“過去の”トラウマ””が根強くあり、それが今回の危機を助長している可能性があります。このロシアのトラウマと恐怖について、テレビ東京元のロンドン・モスクワ支局長を務めた豊島晋作があえて「ロシアの視点」に立って徹底解説します。
実はロシアには歴史的に何度も西側ヨーロッパ諸国から侵略され、国内でも独裁者の弾圧や経済危機など、幾度となく“大惨事”に見舞われてきたトラウマがあります。そのロシアは今回、同じ苦しみを隣国に与えようというのでしょうか。なかなかニュースでは報じられないウクライナ危機の歴史的背景と「ロシアの論理」について、普段とは異なる視点で解説します。
※解説者:豊島晋作(とよしま・しんさく)
早稲田大学法学部卒 東京大学大学院法学政治学研究科修士課程修了. テレビ東京報道局所属. 政治部担当記者として首相官邸、国会を担当。福島第一原発取材など東日本大震災の被災地を取材した後、経済報道番組WBS(ワールドビジネスサテライト)ディレクターを経てマーケットキャスターとして金融市場のニュースを担当。2016年から2019年までロンドン支局長兼モスクワ支局長として欧州、アフリカ、中東などを取材。現在は報道局デジタル副編集長とマーケット番組NEWSモーニングサテライトのキャスターを務める。
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