2013年5月25日、宮城県南部で大きな被害があった山元町から、福島県北部の相馬市に­入る。この海岸線を2011年の震災直後にも通過したことがあるが、その時とほと­んど様子が変わっていないように思えた。どこまで行っても建物の基礎だけが悲しげに残っている。畑があった土地には、除塩作業中の旗があちらこちらで見られる。海水に浸かった木々は枯れ、新たな植物が芽を出しはじめている。

内陸の国道へ出ると景色は変わり、美しい緑の生­える田畑が広がっていた。杉の森に囲まれた坂道の先、小高い丘の上に仮設村がある。野菜などを定期的にトラックで来て販売されている朝市は、とても活気があり食材を買う大事なライフラインになっていた。子供たちは、仮設住宅の一角に設置されている数少ない遊具が、遊び場になっているようだった。

MASK9.COM - FOR YOU, WITH LOVE.