『夕陽カ丘三号館』(ゆうひがおかさんごうかん)は、1971年10月17日から1972年3月26日までTBSの日曜21時台で放送されていたテレビドラマ。有吉佐和子の原作をドラマ化。商社の社員団地を舞台に住民たちの物語を描く。

最終回ダイジェスト
藤野夫人は大幅な人事異動があったと言う。津田は福岡へ転勤、山野はバンクーバー支店副支店長に栄転する。悟は通知表の成績が悪く落ち込む。ガールフレンドの洋子は、成績を気にする悟を励まそうとする。浩一郎は、昇進出来なかった。浩一郎の課での不祥事が響いたらしい(第22回参照)。普段は鷹揚な浩一郎も同期入社組が次々昇進するのには落胆している。山野と幸江は、カナダ行きで有頂天である。津田夫人は転勤にがっかりし、3号館を去る寂しさで泣き出した。藤野夫人も自分が起こしたトラブルを後悔する。音子は、悟が成績の悩みを洋子に打ち明けていた事や、落ち込んでいる浩一郎の事を思い寂しさを覚える。色々な出来事があった夕陽カ丘であったが、また新しい生活が始まっていくのだ。

付記
楽しい時間は長く続かないものでしょうか、3号館のメンバーにも色々人生の転機が訪れます。原作は割と淡々と日常が描写されていたように記憶していますが、ドラマはややコミカルで毎回色々な展開がありました。敗戦から約四半世紀たち、GNPが世界第2位となり、73年にはオイルショックがおとずれますが、その後、1980年後半へのバブル景気に向かっていきます。個人的には、試練もありましたが楽しい時代でした。電車や百貨店の風景のまとめもupしたいと思います。

キャスト
時枝音子: 八千草薫
音子の夫・浩一郎: 山内明
音子の息子・悟: 小林文彦
藤野夫人: 山岡久乃
山野幸江: 園佳也子
山野: 梅津栄
津田夫人: 本山可久子
島田夫人: 稲垣美穂子
悟の友人・島田洋子:林靖子

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