大相撲。ウクライナ出身の安青錦関が劇的な復活優勝です。大関から陥落し関脇として臨んだ今場所、見事返り咲きを果たした裏には、親方の存在がありました。安青錦関が新大関として優勝した後の2月に、有働由美子が直接取材した際、親方との相思相愛ぶりを見せていました。

■安青錦劇的“3つ巴”制し3度目優勝
大相撲、七月場所千秋楽。
単独トップで迎え、優勝に王手をかけている安青錦。しかし、1敗差で追う熱海富士に敗れ優勝決定戦にもつれ込みます。
霧島を含めた三つ巴の決定戦。連続して2勝した力士が優勝となります。
迎えた決定戦。安青錦の前に立ちはだかるは、先ほど敗れている…熱海富士。熱海富士は霧島に勝ち優勝に王手をかけています。
得意の左回しをとった安青錦!
50kg以上も重い相手に押し込みます!
安青錦の勝ち!これで王手をかけた安青錦!
そして、休む間もなく土俵へ。霧島に勝てば優勝です。
またも得意の左回しをとった安青錦!ここから一進一退の攻防!安青錦が仕掛けます!

勝ったのは、安青錦!

三つ巴の争いを制し、3場所ぶり3度目の優勝!けがした左足で外掛けをかけ…最後は倒れ込む執念の一番。
大関陥落から特例で復帰を決めた場所での優勝は、史上初の快挙です!

(七月場所 優勝 安青錦(22))「けがして関脇に落ちて、自分自身にくやしさというか、自分はここで終わる人間じゃないなっていう思いが強かったです」
Q.来場所大関に戻ります。どんな相撲をやりたい?
「安青錦らしく、我慢強く相撲を取って、また一番上の番付を目指していきます。ありがとうございました」

去年の11月場所でウクライナ出身力士初の優勝を果たし、史上最速で大関に昇進した安青錦。
しかし、綱取りがかかった3月場所で左足小指を骨折し、土俵人生初の負け越しに。さらに5月場所前の稽古で左足首を痛め、全休となり、大関から関脇に陥落しました。

けがからの復活を期して臨んだ七月場所。中日8日目に、さらなる試練が…
隆の勝と激しい突き合い、攻める安青錦。相手を押し出すも、バランスを崩し、土俵下へ。痛みに顔をゆがめます。
万全ではない左足首に追い打ちをかけるように、今度は左足の親指を負傷します。
9日目の相手は過去4戦全敗、横綱・大の里。
痛めた左足は、がっちりテーピング、土俵際に追い込まれるも、勝ったのは安青錦。
翌日は師匠の安治川親方が土俵下で見守る中、横綱・豊昇龍との一番。
左まわし、頭をつける得意な形、豪快な上手投げ!連日、横綱を撃破し9勝目。
11日目も身体が動いていました。
回り込みながら、寄り切り!陥落直後の場所で10勝目をあげ、特例での大関復帰を決めました。
痛みに耐えながら15日間を戦い抜いた22歳。見事、3度目の優勝です。
(安青錦(22))「我慢強く自分らしい相撲がとれたんで、それが一番結果につながったんじゃないかと思います」

■有働取材 安青錦「安心」親方との絆語る
初の綱取りに挑んだ3月場所直前。安治川部屋を訪ねてみると…
ウクライナで子どもの頃から大相撲ファンだった安青錦。入門当初のことをこう振り返ります。
(安青錦)「(親方に)初めて会った時はファン目線で見ていましたね。安美錦関(安治川親方)に会ったんだ、みたいな。テレビとかYouTubeで見ていた力士と会ったので嬉しかった」
(有働由美子)「それは親方に伝えました?」
(安青錦)「いやー、緊張してあまり…」
その安治川親方が見せてくれたのは…
(安治川親方)「これ初めて会った時」
(有働由美子)「え?うわ、可愛いー!」
2022年、戦禍のウクライナから避難し、相撲のため来日した当時の写真です。
(安治川親方)「親方の方が大きいでしょ」
(有働由美子)「ほんと、親方の方が倍大きい」
師弟の強い絆で勝ち取った今場所の優勝。
(有働由美子)「親方が勝負審判で土俵下にいる時、結構勝つじゃないですか。あれ理由あるんですか? 」
(安青錦)「安心するじゃないですか」
(有働由美子)「安心?」
(安青錦)「そうです。師匠が見てくれているんだみたいな」
来日5年目の22歳、この優勝は通過点に過ぎません。
(有働由美子)「自分は最終的にどういうお相撲さんになりたいですか」
(安青錦)「みなさんに愛されるような力士を目指してやっていきたいです」
(有働由美子)「めっちゃ愛されてますやん。もう愛されていますね。可愛いと言っていいかどうかですけど」
(安青錦)「カッコいいって言ってくれれば」
(有働由美子)「愛されていると思いますけどね」
(安青錦)「まだこれからだと思っているんで」

7月26日『有働Times』より
[テレ朝NEWS] https://news.tv-asahi.co.jp

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