https://kakuyomu.jp/works/1177354054918213158
http://blog.livedoor.jp/doujimayu-sashimi/archives/49397685.html
Jk(女子高生)の私は目が小さく、そばかすがあり、くせっ毛で、チビで、足も短い”おブスさま”で、しかも、運動も勉強もできない”負け組さま”だ。更に両親は離婚していて母子家庭で、都営住宅に住んでいて、年に一回国内旅行に行ければスーパーラッキー[画像:c9e48b46-s.jpg]
な”下流さま”でもある。そんな“絶滅危惧種”な私の性格は引っ込み思案で、社交性ゼロで、嫌なことを嫌と[画像:7acb3505-s.jpg]
いえず、しっかりクラスでいじめられている。何をされても、抵抗できずにいるから相手は付け上がるばかりだ。毎朝靴は隠されるし、いつのまにかノートや教科書はごみ箱にいれられ、腐ったミカンと同じ臭いを放っている。昼休みには誰も一緒にご飯を食べてくれない。それどころか、たまにトイレで席をはずしてもどってみると、弁当箱には大量の砂が入っていたりする。呆然として立ちすくんでいると、後ろから沢山の笑い声が聞こえてくる。
でもこんなイケテない私も最初から苛められていたわけではない。苛められる直接の原因は私が無謀な冒険をしてしまったからだ。高校入学と同時に女子たちは、生来の防衛本能に従って自分と同じ“レベル”のメンバーだけでグループを作り、その殻の中で安全を確保しようとする。私も自分に相応しい、朝シャンしないで寝癖そのままに学校にきて、昼休みは漫画とアニメの話をするオタクグループに参加するチャンスはあったのだ。それなのに私は愚かにもそのグループに参加することを断ってしまった。なぜなら彼女たちといると自分の貴重な高校3年間が中学3年間と同じように、男子とまるで縁のない“寝癖とアニメと漫画”だけの日々になることは眼に見えていたのだから。
そこで私は欲をだして、その一つ上のグループ(漫画とアニメも好きだけど朝シャンもして、男子と時々会話もする)への参入を目指した。そして、その挑戦はそのグループのリーダーからの無情な一言「あなたのソバカスなんかキモイんだけど」で簡単に砕け散った。諦めてオタクグループに入れてもらおうとしたら、今度はオタク女子たちから厳しい拒絶を受けてしまった。裏切り者は許さないというやつだ。
結局私はどこのグループにも属さない孤児となってしまった。そんな私が、クラスに存在する全てのグループのストレス解消の生贄となってしまうのに、1か月も掛からなかった。自業自得なのだとオタクグループのリーダーは言って、率先して私を苛める。
学校が安全でない私は家では平和かというと全くそうではない。家に帰ると年中不機嫌な母親がパート現場でのトラブルをぐちぐちと話し、私が熱心に聞かないと怒りだして大騒ぎする。やれ勉強はどうしたとか、家事をもっと手伝えとか、説教しかしない女だ。私が学校で抱えている問題を聞いてくれる余裕は一切ない。
クラスでも家庭でも居場所がなく、現在にも未来にも希望を見いだせない私は、すっかり途方にくれていた。私はイジメの対象や説教の対象として以外で誰かに関わりたかった。私が側にいることで相手が幸せを感じ、自分も幸せに感じる関係を誰かと普通に持ちたかった。でもそんな友達は一人もいなかった。それで私は出会い系サイトに高校二年の夏休みに登録した。援交でもなんでもいいから、私は私を必要とする人間に会いたかったからだ。それでお金がはいるなら最高だ。こんな私でも”うり”をすると、JKだから、おやじたちは会いたがってくれるし、結構お金をくれる。たぶん卒業したら誰にも相手にされなくなる。つまり、おブスな私がもつ唯一の魅力は若さだけということ。私の小さな膨らみかけのおっぱいがたまらなく好きだというロリコン親父はこの世の中に結構いるものだ。お肉が付きやすいオバサンたちにくらべて、努力しなくても体重が30キロ代というのはそれだけで価値があるようだ。
ガンジーは十番目くらいに会った援交相手。しかも最後の相手になった。歳は三十代半ばで髪が沢山抜けていて薄くなっていて、黒縁の眼鏡の下の目は、大きくてギョロっとしている。でも、いつもお洒落な私の知らないブランドのシャツとパンツで枯木のような細長い身を包んでいた。笑うと愛嬌はあった。
「僕癌だから癌おやじ、”ガンジー”って呼んで」と言われた時は確かに”ひいた”。でも本当に痩せこけていて、ひどい病気なのは本当みたいだった。
「本当に癌? 何癌ですか」と私は性急に質問した。
「すいぞう癌。もっとも見つかりにくい癌なんだって」とガンジーはわざと冷めた口調で他人ごとのように言った。
「でも手術で治るんですよね?」と私が心配していうと
「いやあ、もう手遅れなんだ。見つかるのが遅すぎたみたい」と虚空を睨むようにしてガンジーが答える。
[画像:1f073c12-s.jpg]
「じゃあ、こんな事している場合じゃないでしょ?病院にいなきゃ」
[画像:f9d9dec6-s.jpg]
「いや、病院から逃げ出してきたんだ。いたって[画像:faa12dae-s.jpg]
意味ないし。あとはどう生きるかだから」とサバサバした口調で彼は言った。
「それで援交ですか?」私は呆れて言った。
「そう、一度やってみたかったからね」と前向きに言うのが妙に清清しかった。
[画像:5600ce89-s.jpg]
「でも本当に大丈夫なんですか、激しいセックスとかして?」と私が痩せた彼の身体を心配して言うと
「いいんだよ、まだ余命は半年くらいあるらしい[画像:1d9ca894-s.jpg]
から。セックスくらいじゃ死なないよ」と言った彼は自分の生命に頓着してないみたいだった。
[画像:9aab1a67-s.jpg]
「それなら家族と少しでもいなきゃ」と私が真顔で言ったら
「仕事でずっと忙しくて、奥さんを探す暇も無かったんだ。両親も死んでいるからね。癌家系でみんな本当に短命なんだ。天涯孤独」と儚い笑みを彼[画像:a668c70c-s.jpg]
は浮かべた。
「はあ」と私はなにも言い返せなかった。お金も貰ってしまっていたので私は覚悟を決めた。[画像:80be723c-s.jpg]
フェラチオをいつもより長く丁寧にして、セックスも優しくゆっくり頑張った。それで気に入られたのか、ガンジーは週に一回私に連絡をいれてくるようになった。会う場所はいつも恵比寿のラブホテルだ。ガンジーは恵比寿に住んでいるみたいだった。
[画像:33118363-s.jpg]
五回目にあったときは、季節は春で、私は高校三年になったばかりだった。クラスのイジメは少し収まってきていたが、[画像:fcc3d2c0.jpg]
私の人間不信と恐怖感はマックスレベルに達していた。他人への嫌悪と同レベルで自己嫌悪もひどかったが。普通の女子校生だったら桜が舞い散るこの素晴らしい季節の休日には、彼氏か、悪くとも友達か家族と桜を見るために公園にでかけるものだが、私は昼間からラブホでガンジーの枯木のような下半身に顔を埋めて、フェラチオしてあげていた。
[画像:e822cbfb-s.jpg]
「有難う。小夜ちゃん、気持ちいいよ。死ぬ前にこんな優しくて可愛い子に会えてよかったよ」と、ガンジーは大きい目を細くして喜びを表現する。人から何かを感謝されたことが無い私はそういった言葉に簡単に嬉しくなってしまう。
[画像:fd8cf1d8-s.jpg]
「でもさあ、わたしってブスでしょう?こんなのに毎回三万円も払って会ってくれるなんてガンジーも変わってるよね」と私は言わなくてもいいことを照れ隠しに言ってしまう。こういうKYなところもイジメられる原因なのかもしれない。
「小夜ちゃんがブスなんて有り得ないよ」とガンジーは真顔で言った。普段から大きなギョロ目をさらに見開いて真剣な顔で言う

MASK9.COM - FOR YOU, WITH LOVE.