田舎電車の車窓から見えた『田園の中をママチャリで走るロリータファッションの女性』の姿にインスピレーションを受け制作されたという本作『ロリータ田舎に生まれ』は、ポップなメロディーと突き抜けるような爽やかなハーモニーを持つ一方で、ハイパーポップ調の存在感の強いシンセサイザーが、スウィングしたフィジカルなリズムのバンドサウンドにそっくりそのまま載せられているという、ポップさと歪さを持った独特な存在感の楽曲だ。その目を引く楽曲タイトルが象徴する通り、アンバランスに見える二つの要素をマッシュアップすることが随所に意識されており、前述の『ハイパーポップ』と『バンドサウンド』さらには、The Otalsというインディーバンドと、声優・女優として活躍する加藤里保菜の組み合わせはそのまま『田舎』と『ロリータ』にメタファーとして投影されている。『既存の枠組みや、無意識に引かれている色々なコンテンツの間の境界線を横断したい』というThe Otalsの無謀とも思える姿勢が結実した『歪でポップな』コラボレーション楽曲。本楽曲はThe Otals主催のスプリットアルバム『夏のルール4』の収録曲となっている。

(English)

“Lolita Born in the Countryside” was inspired by a scene glimpsed from the window of a rural train-a woman in Lolita fashion riding a mamachari bicycle through the countryside. While the track features a catchy melody and refreshingly bright harmonies, its unique presence stems from the contrast of an assertive hyperpop-style synthesizer layered directly over a swinging, physical band rhythm. The result is a song that balances pop appeal with a certain charming distortion.

As the striking title suggests, the song is built on the conscious mashup of seemingly opposing elements. This thematic duality is reflected not only in the combination of “hyperpop” and”band sound”but also in the collaboration itself: indie band The Otals and multi-talented voice actress and actress Kato Rihona -a pairing that metaphorically mirrors the contrast between”countryside” and “Lolita.”

The Otals’ audacious ambition to transcend existing frameworks and blur the unconscious boundaries between different types of content finds vivid expression in this distorted yet pop collaboration.

Lyrics:

あそこの電車の車窓から
田園の中の私たち
ポスターみたいに見えるかも
たぶん暗くてつまんないやつ

ぱっと見の印象に反して
育ちは一般のおうちで
アパートの窓を揺れていた
木漏れ日が好きでした

なんでなんだどうして
ここに生まれたんだろ
駅までチャリを漕いだだけで
不思議な感じの私たちは

ずっとずっと
いつか線路の向こうの
憧れていた都会で
暮らそって決めた小5の頃

内緒で来た新宿は
思う以上に居場所がなくて
話題のアレコレでいっぱい
ウワサする暇さえないくらい

触れ合うほどそばにいる他人
でも誰とも口もきかずに
吹けば飛びそうな地元の
縁日を思い出した

なんかなんか
やっぱうまく言えないんだけれど
日向にできた雲の影を
追っかけて歩くのが好きでした

なんでずっとこうして
ふたりでいるんだろう
スキップが下手なきみのこと
こっそりずっと思っていました

なんでなんだどうして
ここに生まれたんだろ
フリルもドレスも似合わなくて
でも夏の匂いが好きでした

ずっとずっと
やっぱだめだ上手く言えないや
長く伸びた私たちの
影だけが手を繋いでた

なんでなんだどうして
ここに生まれたんだろ
ひぐらしが呼ぶ夕暮れを
山並みが遮るあの瞬間

どうしてどうして
どうしてって嫌っても
田園を吹く夏の風は
優しいぬいぐるみのように

【イベント情報】

『All Imperfect Summerland』(OneMan)
会場:www
https://t.livepocket.jp/e/all-imperfect-summerland

日時:2025年8月16日(土)
開場18:30 /開演19:00

■SNS

https://www.instagram.com/otals_jp
https://www.youtube.com/@Otals_jp

【The Otals(ザ・オタルズ)アーティストプロフィール】
June FAXxxxxx(ジューン・ファックス) と Marina Timer(マリーナ・タイマー)の従兄妹2人によるシューゲイザーデュオ。2021年3月に突如としてWeb上にて活動を開始。ほとんど口コミのみで規模を拡大し続け、わずか2回目のライブ公演で新代田Feverでのワンマンライブをソールドアウトした。メンバーには目を引くカートゥーン調のアートワークのキャラクターがクレジットされ、依然として正体不明のまま活動を展開中。

ささやくようなボーカルにリバーブやファズギターを多用した”シューゲイザー”的なサウンドを核としながらもその様式美に縛られず、ダンスやエレクトロ、さらにはエモやポップパンクなど、さまざまなジャンルを取り込み、独自路線のインディーポップに昇華し続ける『世界一とっつきやすいシューゲイザー』。

【加藤里保菜(かとうりほな)アーティストプロフィール】
俳優・声優・シンガー・タレント・ラジオパーソナリティ
2012年〜2014年、アイドルグループにて活動。
2015年〜2018年、TBS系『ランク王国』11代目MCを務める。
2019年より音楽系メディアミックス作品『D4DJ』にて作品内
ユニット「燐舞曲(ロンド)」のメインボーカル・青柳椿役を演じ、
アニメ、ゲーム、音楽ライブでパフォーマンスを行う。
2023年、2024年には燐舞曲としてLuckyFesにも出演。
2024年7月、ソロ楽曲『故郷(ふるさと)』を発表。
また、同年11月には、ゲーム『ゼンレスゾーンゼロ』のキャラク
ターソングの歌唱を日本人アーティストとして初めて担当。
アニメーションMVは世界各国で視聴され、総計300万再生を突破。
出身地である茨城県のPR活動も積極的に行う。
気さくな人柄でファンが多い。

(公式Webサイト)
https://katorihona.com/
■SNS
https://www.instagram.com/rihonyan103/
https://x.com/katorihona_mg

MASK9.COM - FOR YOU, WITH LOVE.