「古文助動詞の『見取り図』~さらば、丸暗記!もっと楽に学ぼう!~」
「はじめに」: No.00
「準備体操編(現代語の助動詞)」:No.01~02
「本編・総論」:No.03~06
「本編・各論」:No.07 ~(順次作成予定)
今回の「No.09 本編・各論3」では、反実仮想の助動詞「まし」(推量の助動詞「む」の仲間)について、分かりやすく解説します。
*****「古文助動詞の『見取り図』」とは*********
本シリーズのアプローチの仕方は、教科書やこれまでの高校生向け参考書などとはかなり違いますが、丸暗記する部分が減って、ずっとずっと楽に、そして楽しく学べるはずです。
古文助動詞については、ともすれば「意味」「接続」「活用型」を丸暗記させられがちです。それでは、古文に苦手意識を持つようになるのは当然ですね。
でも、本当は、個々の助動詞の「意味」「接続」「活用型」には、結構、そうなっている理由や共通する考え方があります。それらを見つけられれば、助動詞の文法はとても分かりやすいし、覚えやすいのです。
例えば、(1)助動詞にはそれぞれ語源があるので、それをみていけば、その助動詞の「意味」はよく分かります。
例.過去の助動詞「けり」=「け」(過去:「来(く)」が語源)
+「り」(状態:ラ変動詞「あり」が語源)
また、(2)助動詞の「意味」が分かると「接続の仕方」も概ね決まってきます。また、それは現代語の場合とほとんど一致します。
例.過去の助動詞「けり」は、現代語の過去の助動詞「た」と同じように連用形接続する。
そもそも、用言の連用形には、「過去」や「確定・完了」といったイメージがある。そのため、連用形には、「過去」・「完了」などの助動詞が繋がりやすい(=「過去」の助動詞や「完了」の助動詞は、大抵の場合、連用形接続する)。
そして、(3)助動詞の語尾の「語源」をみれば「活用型」も概ね決まってきます。
例.過去の助動詞「けり」の語尾の「り」は、ラ変動詞「あり」が語源。こうしたことから、「けり」は「ラ変型」の活用をする。
上記(1)(2)(3)のように、「理屈」で理解できれば、「けりの『意味』は過去、『接続』は連用形接続、『活用型』はラ変型活用」、と念仏のように唱えて覚える必要はなくなるでしょう。
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本シリーズでは、上記のように、助動詞の「意味」「接続」「活用型」について、その理由や共通する考え方を示しながら、出来る限り、暗記や語呂合わせをしないでも分かるように、分かりやすく解説をしていきます。
そして、古文助動詞の持つ特徴を、いくつかの「見取り図」にまとめて示すようにしています。
是非、楽しんで古文の勉強をしていってください。
ソーシャル・コモンズ 代表 竹本治
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