2024年11月10日NHK杯エキシビションで北京五輪団体戦のメンバーによる銀メダルお披露目の後に行われた宇野昌磨さんのインタビューです。

S : 宇野昌磨さん N : 高橋成美さん
M : 三輪アナウンサー

0:24〜
N 競技生活を引退されてから約半年、今どんなことをされてますか?

S そうですね。スケートに関わるお仕事だったり、アイスショーがたくさん続いていたので、アイスショーにもたくさん出させていただき、今ちょっと一段落して、こういうお仕事を少しずつさせてはいただいているんですけれども、ゆっくり気ままに人生を送ってます。

N 面白い(笑)言い回しが面白い。日常生活で競技を退いてから新たな発見とか何かありましたか?

S そうですね。やっぱりこういう大会とかを見ると、本当にみんなすごい所ですごいことをしているんだなと、そして自分も同じ舞台で戦っていた存在として、何か過去の自分を讃えるではないですけれども、やっぱり日々毎日練習して、こういう緊張感のある舞台で自分の望む結果を残すってことがすごく難しいことだと分かるからこそ、本当にみんなすごいなっていうそういう心境ですね。

N 私からしたら宇野くんはすご過ぎです。私毎日讃えてますよ。

S はい?

N 過去も現在も未来も宇野昌磨くんのこと讃えてます。

S ありがとうございます(笑)

N すいません、ちょっと話がずれちゃって(笑)宇野さんに競技人生を漢字一文字で表してもらいました。気になりますね。何なんだろう?

M 難しいお願いをしましたけれども…

N お願いします。

S はい。(“完”と書かれたフリップを出す昌磨くん)

N マンガみたい。

S そうですね確かに(笑)

M 終わりませんよ!

S もちろんこれからフィギュアスケートを続けていくっていうことは変わりないんですけれども、やっぱりこの競技人生っていうのは自分にとっても大きなものだったので、一度自分の中でやり切ったと思いますし、一回完結という形で“完”と書かせていただいて、ただまたここから違うまた自分の人生が進んで行くんだなと考えています。

N ありがとうございます。痺れました。

M ストーリーが楽しみですよね。さぁそしてここからは宇野昌磨さんのNHK杯についてのお話を伺います。NHK杯には4回出場されましたけれども、その内3回優勝ということで、初出場の映像から振り返って行きましょう。

2:48〜
M 2018年の会場は広島でした。覚えてらっしゃいます?

S いや、そうですね、でも何かやっぱり年齢がまだ若いのもあって、すごい目が…もう入ってるというか、全然リラックスしてないなっていう印象を受けました。

M それで宇野さん映像見た瞬間にちょっと苦笑いされてたんですね。

S そうですね。すごい必死だなと思いました。

M 初出場で優勝でしたね。

S はい。

M そしてこちらは2021年です。ここ代々木でしたね。

S そうですね。はい。

M あの時は当時の自己ベスト更新だったんですよね。

S はい。状態としては全然いいものではなかったんですけれども、その中ですごく自分のできる最大の演技をできたかなと思う試合でした。

M 4回転4種類5本のフリーでした。

S はい。

M ランビエールさんが見えています。こちらは2022年です。それぞれに毎年やはり違う思い出がありますか?

S そうですね。僕にとってはこのNHK杯というのは比較的すごくいい演技ができているかなという印象なんですけれども、この2022のNHK杯っていうのも、自分にとってはすごく練習してきたものがしっかり出せて、先ほどステファン・ランビエールコーチの映像もあったんですけど、コーチと共にすごく内容としても喜んでました (ステファンにハグされる映像を見て笑顔😇)

M こういう姿が毎年のように見られてましたもんね。高橋さんも解説者としてこの時は…

N そうですね。この時も見てて、ペアの解説なんですけど必ず見に来て楽しませていただきました。

M そして去年が最後のNHK杯ということになりました。去年はどんな大会になりましたか?

S そうですね。自分にとってはどの大会もすごく思い出深いなと思っていて、本当にひとつひとつの試合でいい時悪い時、悔しかったり嬉しかったり、一喜一憂することがそれだけ日々フィギュアスケート競技っていうものに懸けていたんだなと思いますし、またこのNHK杯、去年は自分の練習してきたことがしっかり出せたという所で自分にとっても満足しています。

5:04〜
N 今日この場に来て、こういう舞台でまた競技の場で滑りたいっていう気持ちにはなりましたか?

S いや(笑)どうだろうな…うーん、まぁそうですね、すごいなとは思うんですけど、やっぱり一歩引いて見る方が楽しいですね。何か他人事のように「みんな頑張ってるな〜」っていう感じの方が、気楽に…はい。

M でも宇野さんの背中を見て来た後輩達が今大会も大活躍で、男子シングルも2人表彰台に上りました。活躍をどう見てますか?

S そうですね。男子選手に関してなんですけれども、3人とも素晴らしいスケーターで、もうこれからがすごく楽しみ、そして優真くんに関してはもう楽しみというか一緒にトップで戦っていた仲間だったので、これから次の大会だったり、今後がすごく楽しみなスケーターになっていますし、みんな僕を良く言ってくれますけれども、本当に僕のおかげとかではなく、それぞれ1人1人がすごく人間味もあり、そしてスケーターとしても素晴らしいので、今後がすごく期待です。

N ありがとうございます。あの、もし今自分が試合に出たら何位くらいだろうなとか、無意識に考えちゃったりします?

S (笑)いや、最下位だと思いますよ。

N え?そんなことない!

S 皆さんほど…今のこの立ち位置で「いや〜僕はもう優勝いけますよ」とか失礼ですし、そんなこと言えないですし、普通に全然できないと思うので、はい。でもすごくみんな素晴らしいなと思ってます。

N ありがとうございます。最後に、今後もプロスケーターとしてスケート人生が続きますが、今後のスケート人生はどんなふうに送りたいですか?

S そうですね。フィギュアスケートっていうものを自分にとってすごくやりがいのあるものに、スケート人生通して感じられたので、今後スケートに携わっていく身としてスケート界を支えていきながら、そして自分がスケートが楽しいって思える選択をしていきたいですし、自分なりに色んな道をもっともっと模索していきたいなと思っています。

M 宇野昌磨さんにお越しいただきました。本当にありがとうございました。

S ありがとうございました。

エキシビションでメンバー全員揃っての北京五輪団体戦の銀メダルお披露目の場を設けていただきありがとうございました🙏

「メダルということもとても嬉しいんですけれども、それ以上に全員が素晴らしい演技で、全員が笑顔で、それが一番素晴らしかった出来事だと思います」

昌磨くんが北京五輪で語ったこの言葉が私はとても好きです。
メンバー全員が再び集まり、当時の衣装で最高の笑顔を見せてくれたこと、それを会場で一緒にお祝いできたことは私にとってかけがえのない思い出になりました。
プロ転向後の今も充実した時間が過ごせていることが伝わってくる昌磨くんのインタビューの言葉も嬉しかったです。

エキシビションのトークコーナーは例年は第1部と第2部の冒頭に2回行われ、日本人選手を中心に多くの選手が招かれていましたが、今年は製氷中の1回のみで北京五輪出場選手だけのトークとなりました。
限られた時間の中で昌磨くんのインタビューに多くの時間を割いていただいたことにとても感謝していますが、会場やテレビの前には様々な選手のファンの方がいらっしゃいます。
出場選手の声をもっと聞きたかったという方もいらっしゃると思いますので、来年のNHK杯では是非トークコーナーを2回に戻してより多くの選手の声をファンに届けていただけたら嬉しいです🙇‍♀️

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