今回は百人一首の一番歌(天智天皇)と二番歌(持統天皇)をご紹介します。歌の解釈はもちろん、歌に込められた思いを紐解いていきます。

「百人一首」は、どの歌もみな珠玉の名歌ばかりです。王朝文化を代表するこれらの歌は、四季折々に変化する自然の景観や、微妙に揺れ動く恋の気持ちを詠んだものです。そこには日本人の美意識が表されています。
「百人一首」を読むことは、日本の文化遺産に接することでもあります。
また声に出して読むことで、言葉遣いの素晴らしさにも気づかされるでしょう。
和歌を勉強することは、古典文学の豊かな表現を学び、日本の伝統文化の持つ奥深さに触れるきっかけにもなります。一緒に「百人一首」を学んで、古典の楽しさを味わいましょう。

一番 天智天皇
秋の田の かりほの庵の 苫(とま)をあらみ わが衣手は 露にぬれつつ

二番 持統天皇
春すぎて 夏来にけらし 白妙の 衣ほすてふ 天の香具山

MASK9.COM - FOR YOU, WITH LOVE.