15日、アイドルグループ「TOKIO」の元メンバーでアルコール依存症と戦う山口達也さんが宮城県石巻市で講演し、依存症と向き合う日々について語りました。山口達也さん:
「私が患っているアルコール依存症は一生完治しない、治らない病気だと医者に宣告されました」TOKIOの元メンバー山口達也さん(52)は、2018年に不祥事を起こし、旧ジャニーズ事務所を退所。その後、2020年に飲酒運転でバイク事故を起こし、道交法違反容疑で逮捕されました。なぜ「依存症」になるまで酒を飲んだのか。はじまりは10年ほど前。仕事が忙しく外での飲酒が億劫になったという山口さん。自宅で酒を飲むようになり、次第に飲酒量も増えていきました。飲酒運転で事故を起こした当時の様子について山口さんは…。アルコール依存症と向き合う中で山口さんが感じたこと山口達也さん:
「酒を飲んで気を失うまで飲むまでその日が終わらなかった。ブラックアウトという言葉があるんですけど、ブラックアウトをするまで酒を飲み続ける」山口さんは、現在は一滴も酒を飲まず、自制を続けているということです。山口達也さん:
「自分が変われば相手が変わる。人を変えようと思ったら苦しくなる。なくそうと思っても過去はなくらならない。これから起こる未来を嘆いてもしょうがいない。自分で変わっていくしかない。自分が変われば協力者が出てくる」講演を聞いた人は…。来場者:
「病気を認めるのも自分だし変わっていくのも自分。周りのサポート、社会の受け入れが必要と思った」
「すぐにやめられるとか我慢をすればいいのにとか思う人がこのような話を聞いて減っていけばいいと思う」山口さんは去年3月に「株式会社山口達也」を設立。アルコール依存症に向き合いながら、全国で講演活動を行なっています。

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