岩下志麻は出演した作品がかなり沢山の数に上り それも かつての日活のアクション路線や東映の時代劇黄金時代に とにかく作品を数多く出していた映画会社と異なる松竹だった為に駄作があまり多くない女優である。
監督が大島渚監督を筆頭にした かつての日本のヌーベルバーグの騎手と呼ばれた1人だった篠田正浩監督だった為か 1950年代の後半からデビューしたにもかかわらず 1960年代からの映画が斜陽時代に入った時代も活躍を続けた稀な女優である。特に1977年の『はなれ瞽女おりん』は夫の篠田正浩監督がメガホンをとった作品で娯楽映画でもない作品であったが かなり評価が高い作品となり
この作品以降 彼女の役者としてのプロ意識を目覚めさせた作品として有名な映画である。1980年代に入り40歳をこえると娯楽映画『極道の妻シリーズ』で興行的に大成功を
納め客を呼べる唯一の女優として 映画界にはなくてはならない存在として認められた。
その後も『鬼畜』での鬼のような母親役や
『鬼龍院花子の生涯』での政五郎の女房役の
迫力ある演技で好評を得る。2003年 篠田正浩監督が『スパイ・ゾルゲ』で映画監督としては引退をした頃から 殆んど家庭人となり
現在は監督の介護をしているらしい。

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