野村扮する紘一が陣内演じる亮介とドリフトの練習をするために訪れた峠のシーンを解禁。紫のチェイサーに乗り、カーブが多い予測不可能な峠で練習するも、亮介からの「全てコントロール出来ている内はまだスピードが足らないんだよ。」「自分を越えろ。限界を越えてみろ。お前ならできる」という激にさらにスピードを上げ、カーブギリギリを攻めはじめる。大人し気な紘一の秘めたポテンシャルが開花していく様を見て亮介もニヤリ。この急カーブの多い峠のシーンの撮影では想像を超える展開が待っていた。
まず、『頭文字D』や『湾岸ミッドナイト』『首都高速トライアル』のような【公道】での【違反行為】を表現する訳にはいかず、ストーリー上では、非合法にならないように【ある設定と理由】を用意。
本作を〈後援〉している【福島県】と地元【只見町】の全面協力に加え、〈国土交通省〉及び〈福島県警〉の許可を得て、雪国ならではのトリックで撮影許可が奇跡的に降りる。積雪からの全面開通間近の時期、標高の低い場所では既に融雪済で山間部の除雪完了を待つのみ―つまり〈走行可能状態〉なのに〈完全封鎖されてる区間〉が存在する―という、まるで西村京太郎トラベルミステリーのようなトリックにより、地元・只見町の有志の皆さんと町役場の粘り強い国・県・警察との交渉の末、とうとう日本映画史上初の【国道完全封鎖】による【お役所お墨付】での【ガチドリフト】が実現したのである。
この峠の撮影中、チェイサーを運転していた中村直樹選手は、峠を走行し終えて待機場所へ戻ってきた際に、誰もが知る「頭文字D」のあの神業と言われる“溝落とし”をしれっとやっていたらしく、下山監督に「溝落としやってきたから」とさらっと監督に伝え、監督含む周りのスタッフを驚愕させたという。
さらに、この峠のドリフト撮影ではこの紘一、亮介の2人が乗る【最強チェイサー】を2021年D1GPチャンプ・中村直樹選手がドライブ。そしてこの【直樹×チェイサー】を追う為に【世界最速のカメラカー】、チャンプ中村直樹の後を追えるのは、やはりこの人しかいないということで、エビスの女王《キャサリン》こと《久保川澄花》さんがドライブすることに。D1レディース3連覇後に引退・結婚・子育て…そして今年からママさんドリフターとして復帰し、先日のレースでは《単走優勝・追走準優勝》と不死鳥のごとく華麗なる復帰を遂げた久保川の追いを受け、2台が激走を繰り広げていたその時…本作2度目の大ハプニングが起きてしまうのである。昨年D1GP単走・追走・シリーズ完全制覇の中村直樹選手による【最恐ドライブ】に、最強チェイサーも値を上げ始め、火を吹きながらスタート地点に戻る度にクールダウンをして撮影が続く中、奥羽山脈に鳴り響く2台の爆音が突然止み、待機場所のスタート地点から駆け付けると、なんGTRが大破していたのである。
破損したGTRカメラカーが引き取られた後も、ドローンや地上カメラで撮影が続くが、その間も下山監督はGTR亡き後、代替カメラカーを探し続けていた。というのも【追っかけ】のアングルは撮れたものの、【引っ張り=カメラが前を走る】の最初のテイクでGTRがリタイアになった為、構想のカットが撮れないままでいたのである。そんな中またもや奇跡が・・・。そ自車で来ていた本ロケのカメラマンの1人でクルマ撮影のエキスパート・森田祐代さんのLEXUS IS350。タイヤもバッチリキメていて、ダメ元で頼んだら快諾して頂き、翌日にカメラカー撮影はリトライとなり、GTRの撮済と相まって、ドリフトキング・土屋圭市も唸った世界に誇る最高の峠走行のシーンが完成したのである。
『ALIVEHOON アライブフーン』
6月10日(金)全国公開
(C)2022「アライブフーン」製作委員会
【配給】イオンエンターテイメント

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