医療体制が逼迫(ひっぱく)する中、連日、多くの感染者が確認されている東京都は、今後、どんな対策をとっていくのか。

会食の在り方やテレワーク定着の秘策を小池都知事に聞いた。

22日午後6時すぎ、笑顔でカメラの前に現れた東京都の小池知事。

三田友梨佳キャスター「まずは、きょうの東京の感染者数563人。小池都知事、どう受け止めていらっしゃいますか」

小池都知事「正直、今週は結構つらいなと思っている。これまでも、都民の皆さんにいろいろな呼びかけをしてきたが、なかなか人の流れを見ていると、十分に止まりきっていない。特別な年末年始を静かに家族でステイホームしてください。不要不急の外出は自粛してください。帰省はこの際お控えください。いろんなことで、いつもお願いばかりで本当に申し訳ないが、でも、お願いをしなければ、いまのこの状況は止めることができない」

三田友梨佳キャスター「これだけ小池都知事が危機感の共有を訴えていらっしゃる中で、政治家の中には、大人数での会食をされている方もいらっしゃいますが」

小池都知事「感染者を出さないんだという強い思いでやっている店がたくさんある。(大人数での会食)政治家はいいんだねということになると、いろいろ発信しても効力が落ちてしまう可能性があるので、そこは、われわれがみんなでコロナをおさえていくんだ、その先頭に立っているんだという思いで進めていくしかない」

現在のペースで感染が拡大すると、4週間後には、1日あたりの新規感染者数が1,100人を超えると予想されている東京。

三田友梨佳キャスター「最悪のケースを想定して準備をすることも必要だと思います。具体的な対策については、どんなことを検討されていますか」

小池都知事「病床は、重症(病床)250含めて全体で4,000、(宿泊療養の)ホテルが4,000という形で確保している。(新規感染者が)1,000人出たときはどうするのか、その体制をしっかり組んでいくのも危機管理だと考えているので、それに必要な病床操り、陽性の方々を移動する際の車の手配などを効率よくやっていくことが必要」

三田友梨佳キャスター「病床というのは、もちろんベッド数だけでなく人手というのも含めてということですか」

小池都知事「重症者は軽症者と比べると、本当に必要な医療従事者の人数が一気に倍になる。病室を整える、シーツを替える、部屋を整える等々、そういったことをこれまで看護師がやっていたケースが多いが、そこの部分を委託事業にすることによって、看護師の負担を軽減する」

こうした中、感染拡大を抑えるため、国を挙げて推奨されているテレワーク。

しかし、東京都によると、都内の企業のテレワーク実施率は、感染が拡大した直後の4月にはおよそ62%だったのが、10月は56%に低下しているという。

小池都知事「問題は、どうやって定着させるか。そのために、テレワークを積極的に導入している企業に対して、『TOKYOテレワークアワード』という賞を設け、融資利率の優遇をしたり、信用保証料の補助など、制度融資を受けられやすくなる特例なメニューを用意する。それがインセンティブになっていく。テレワークは働き方を変えるし、ぜひ、これを定着させたい」

(2020/12/23)
#テレワーク
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