女優の上白石萌音(28)が10日、都内で行われた「第51回 菊田一夫演劇賞」授賞式に出席した。
劇作家・菊田一夫氏の功績を記念し、演劇界の発展のために創設された賞で、大衆演劇の舞台ですぐれた業績を示した芸術家を表彰する。
上白石はミュージカル「ダディ・ロング・レッグズ」や舞台「千と千尋の神隠し」での演技が評価され、受賞した。
受賞スピーチに登壇した上白石は「もったいない言葉を賜りまして、公演初日の舞台袖くらい緊張しております」とおちゃめに挨拶しつつ、「これまでのご縁が数珠つなぎのようになって今日があると思いますので、全ての方々に感謝を申し上げます」と受賞の喜びをコメント。
評価された作品について、「幼い頃から演劇が大好きで、演劇に携わりたくてこの世界に足を踏み入れました。演劇の世界では、あの作品、あのお役をいつか演じてみたいという具体的な憧れを持つことができ、『ダディ・ロング・レッグズ』のジルーシャ役はまさにそうでした。高校生の時から再演の度に劇場に足を運んで、DVDもすり切れるほど見ておりました」と回顧。「オリジナルキャストである井上芳雄さんと坂本真綾さんがお稽古する姿を一番近くで見て学べたことは、本当に宝物ですし、『次は君がやってみなさい』と言われ稽古場に立つという、なかなか震える体験をしたことは、今後思い返した時にかけがえのないものになっているんだろうなと思います」と貴重な体験への思いを吐露。
舞台「千と千尋の神隠し」では、海外公演も経験。「文化の違いから来るお客様の反応の違いに驚いたり、反対に国境を越えても変わらない人の普遍性に触れて、うれしくなったりしました。海外公演では半数以上が現地スタッフで、お互いの働き方に影響を受けることも多々ありました。貴重な経験をこれからも大事にしていきたいです」と語った。
両作品の演出を担当したジョン・ケアード氏についても触れ、同氏の「演劇はplayといい、playは遊ぶという意味もある」という言葉を紹介。「板の上ではいつもリラックスしてワクワクしていなさいとおっしゃいました。私も幼い頃に抱いた演劇への憧れをそのまま大切に持ち、いつもワクワクしながら精進して参りたい」と宣言した。
一方、妹の上白石萌歌(26)が出演した舞台「大地の子」が、上演関係者一同として菊田一夫演劇大賞を受賞。
上演していた当時を振り返り、「今でも、あの大地を踏みしめていた時の血がたぎるような時間と、栗山さんのお言葉を宝物のように大切に心の中にしまっています」と明かし、同作について「一番は人と人との心の話だなと思いながらお芝居をしておりました。戦後80年が経つ今、改めて大切な人と目を見て話せることや自分の命がさまざまな運命を巡り巡って、ここにある事のとんでもなさを日々かみしめながらお芝居をしておりました」と回想。「役者である自分にできることはただ一つ、想像し続けることだなと思っております。自分が見たり体験したものでなくても、学び続けて想像し、それを人に渡していくのが役者の使命なのかなと思いました。これからも演劇という泥臭くて、とても美しい世界に憧れを抱きながら、役者として想像し続けながら、日々祈りを込めてお芝居に参加していきたいと思います」と思いを宣言した。
※こちらはAIナレーションです
[テレ朝NEWS] https://news.tv-asahi.co.jp

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