Aぇ! groupの新曲「でこぼこライフ」を絶対音感ボイストレーナーがガチ分析!メインボーカル末澤誠也のハイトーン”hiC#”のメカニズムから、メンバー5人の声の響きのポジションの逆転劇まで、音楽のプロの視点で徹底解説します。

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どうも、金やんの相棒で編集スタッフのしんちゃんです。

初主演映画『おそ松さん 人類クズ化計画!!!!!?』の主題歌として放たれたこの楽曲は、破天荒でハイテンションなサウンドの奥に、
“完璧じゃなくても生きていていい”という、とても切実で優しい肯定を隠しています。

ここから、各セクションを丁寧に読み解いていきます。

<Go, Go B-R-O!! 食っちゃ寝て遊べ!
Go, Go K-Y-O-D-A-I!!
Ready…Fight!>

“B-R-O”はBrother、“K-Y-O-D-A-I”は兄弟。
つまりこの曲は最初から、「一人で頑張る人生」ではなく、“仲間と騒ぎながら生きる人生”を掲げているのです。

ちゃんと休んで、
ちゃんと食べて笑って、
ちゃんと遊んで、
その上で人生を戦おうぜ──。

だからこそ、“Ready…Fight!”が根性論ではなく、“陽気な生存宣言”として響くのでしょう。

<謝謝、ダンケシェン、ボンジュール
野なり山なり生きていこーぜ!>

「謝謝(シェイシェイ)」「ダンケシェン」「ボンジュール」は、それぞれ中国語・ドイツ語・フランス語での感謝や挨拶。

つまりこの時点で、“世界中どこでもノリで生きていこうぜ”という祝祭感が広がっています。

そして本来の慣用句「野となれ山となれ」を連想させながら、少し意味をずらしています。

“どうにでもなれ”ではなく、
“凸凹でも自然体で進もうぜ”。

そんなニュアンスへ変換されているのです。

<喝采、グラッチェ、アイ・ウォンチュー
今日も今日とて Hey hey hey hey!!>

「グラッチェ(Grazie)」はイタリア語で「ありがとう」。
「I want you(君が欲しい)」まで飛び出すこのカオス感は、まさにAぇ! groupらしいお祭り騒ぎです。

言葉も、
性格も、
価値観も、
人生も、
全部バラバラ。

それでも“Hey hey hey”と笑い合える。

“でこぼこ”とは、欠点ではなく、“違い”そのものなのだと、このイントロは教えているようです。

<ねえ、したい!
あれがしたい、これもしたいのだ
なぜならしたこと無いのだ>

普通、大人になるほど人は「失敗しない選択」を覚えていきます。

しかし、“やったことがないからやりたい”。
その未知への欲望を、恥ずかしげもなく叫ぶのです。

<はいヤバい、俺ら奇才
夢があるのさ、なんなら夢しかない!>

“夢しかない”という言葉には、
裏を返せば“まだ何者でもない”というニュアンスも含まれているから
笑えるのに少し切ない。

Aぇ! group自身、関西ジュニア時代から“泥臭さ”を武器にここまで駆け上がってきたグループだからこそ、この言葉にはリアリティがあります。

<やろう、その内…無理じゃない!
Oh baby, 予定未定?!>

「今すぐやれ!」ではなく、「その内」なのが面白い。
この曲は、一度も“ストイックな正しさ”を押しつけません。

だからこそ、この曲は“ちゃんとダメな人間”に優しいのです。

<三歩出て、二歩退がろう
急がば回って、ザッツ・オーライ>

ここは「三歩進んで二歩下がる」を崩した表現。
つまりこの曲は、“後退すること”を失敗扱いしていません。

だから「That’s all right(それで大丈夫)」が、ただの軽口ではなく、“人生への許し”として響くのです。

<「ねえ、起こしてって言ったよね?!」
「おい、俺はお前に言ったよな?!」
「僕はこいつに…」
オレはこいつに…」
「アイツに~」
「…ッ!人任せ…
無限ループしちゃってんじゃーん!」
「…あー!」「…あー!」「…あー♪」
めでたし めでたし…ちゃんちゃんちゃん♪>

ここでは一転して、“責任の押し付け合い”がコミカルに描かれます。

誰かのせいにして、
さらにその誰かが別の誰かのせいにしていく。

まるで『おそ松さん』的なダメ人間コメディです。
ちゃんと自分たちで、“ダメさ”を自覚している。

“自己肯定を含んだ笑い”が、とても優しく響きます。

<兄弟! (Hey!)
きっと笑いあれど、涙なしの人生さ
こんな日も (Fu Fu~!)
あんな日も (Fu Fu~!)
おメメを閉じれば ほぼ虹色さ (Hey!)
降っても晴れても、俺ら一人じゃないもんな
ドンウォーリー・ボーイズ (Fu Fu~!)
ドンウォーリー・ガールズ (Fu Fu~!)
エビバディ&エビバディ
これでいいのさ!>

普通なら「笑いあり涙あり」と言うはずです。
でもここでは、“涙なし”。

つまり、“泣いた出来事すら最後には笑い話になる”という意味なのでしょう。
“悲しみを抱えたまま笑える強さ”を歌っているのです。

全部綺麗とは言わない。
嫌なこともある。
ムカつく日もある。

でも、“ほぼ”虹色。
この絶妙な楽観性に、リアルな人生感があります。

晴れの日だけではない。
雨の日も含めて、
それでも隣に誰かがいる。

だから生きていける。

Aぇ! groupというグループの空気感そのものが、この一行に凝縮されているようです。

<ねえ、見ちゃう? 触れてみちゃう?
ヤケドしちゃう様なホットなほっぺにキスしちゃう?
…やっぱタイム! まだ怖い!
俺の小っさなハートを止める気かい?!>

ここでは恋愛的な高揚が描かれながらも、
…やっぱタイム! まだ怖い!
と、すぐ弱気になる。

この“勢いとビビり”の同居が実に人間臭い。

<ドンマイ!人類、進化の途中
今日も俺らは ドレミファソ♪
コンチクショー!(Hey!) 明日こそー! (He-hey!)
オーライ、やればできる!! (Yes! Yes!)
「いつやるの?」
「…今じゃ無い」
ちゃんちゃんちゃん♪>

人類全体が未完成なのだから、
俺たちが不器用なのも当然。

そう考えると、失敗すら少し笑えてくるのです。

<兄弟!(Hey!)
踏んだり蹴ったりも こみで日々は良いもんだ
アイラビューも (Fu Fu~!)
アイムソーリーも (Fu Fu~!)
喉元過ぎれば ほぼ虹色さ (Hey!)
そうだぜ、人生はなぜかなる様になるもんさ
どんな日だい? (Fu Fu~!)
とんだ日さ! (Fu Fu~!)
僕らが生きてる、素晴らしいよな!>

ここで楽曲は、“不幸込みで人生を愛する”境地へ進みます。

良いことだけだから幸せなのではない。
嫌な日も、
謝る日も、
転ぶ日も、
全部含めて人生。

だから、
“I love you(愛してる)”も、
“I’m sorry(ごめん)”も、
どちらも人と生きる上で必要な言葉なのです。

そしてラスト。

完璧じゃなくても、
だらしなくても、
回り道しても、
今日を生き延びた。

その事実そのものを、“素晴らしい”と言っているのです。

<Because, ハートまで自由
嫌(や)ならばノー! 以外ならばイェッス!>

ここで楽曲は、“生き方”の核心へ踏み込んでいきます。
“自分の心に嘘をつかない”という、とても真っ直ぐな思想。

人は社会の中で生きるほど、
空気を読み、
期待に合わせ、
「こうあるべき」に縛られていきます。

でも、この曲はそこに対して、
“心だけは自由でいようぜ”
と言っている。

全部を深刻に考えすぎず、
「嫌じゃないなら、やってみようぜ」
くらいの温度感で人生を転がしていく。

その軽やかさが、この曲の救いなのだと思います。

<Because, ハートまで夢中
君ならイエス! (Yes!)
君にもイエス! (Yes!)>

この曲は最終的に、
“自分たちだけ楽しく生きよう”
という歌では終わらない。

君も肯定する。
あなたも肯定する。
違う誰かも受け入れる。

凸と凸、
凹と凹では噛み合わなくても、
違う形同士だからこそ支え合える。

それこそが、この曲における“兄弟”の本当の意味なのでしょう。

<めでたし めでたし!ちゃんちゃんちゃん♪
…からの、
ちゃんちゃんちゃんちゃんちゃーん♪>

普通、“めでたしめでたし”は物語の終幕です。
しかしこの曲は、“からの”でもう一回始めてしまう。

つまり人生には、
綺麗なエンディングなんてない。

また失敗するし、
また騒ぐし、
また転ぶ。

それでも続いていく。

その“終わらないドタバタ感”こそ、生きることそのものなのです。

<今日もキレイだな、世界は
君の、
僕の、
僕らの
あんな色、こんな色…
「…これでいいのさ!」>

「世界はキレイだな」という言葉。

これは、上手くいかないことも、
情けない瞬間も、
散々見てきたあとだからこそ、
なお世界を美しいと言えている。

そしてこの曲は、「虹色になれ」とは言いません。

“どんな色でもいい”
と歌っている。

それは、多様性という言葉よりもっと感覚的で、人間的な肯定です。

「…これでいいのさ!」

そしてここで、タイトルに込められた思想が改めて回収されます。

“もっと頑張れ”ではない。
“変われ”でもない。

まずは、
今の自分を、
今の人生を、
今の不完全さを、

「これでいい」と受け止める。

それが、この曲の出した答えなのです。

<1番サビ繰り返し
空を見てみろ、同じだ
あんな日も、
こんな日も
お粗末 お粗末…これでいいのさ!
「おかわり入りまーす!」>

落ちサビを経たあとで1番と同じサビを聴くと、
不器用な人生を肯定し尽くしたあとの、覚悟ある明るさに響きます。

空を見てみろ、同じだ
あんな日も、
こんな日も

ここで描かれる“空”は、とても象徴的です。

どれだけ違う場所にいても、
違う人生を歩いていても、
見上げれば同じ空がある。

つまり、
“孤独じゃない”
という感覚を最後まで歌っているのです。

ここで『おそ松さん』とのリンクも鮮やかに重なります。

“お粗末”という言葉には、
「未完成」
「出来が悪い」
というニュアンスがあります。

でも、それすら笑って受け入れる。

完璧じゃないからダメなのではない。
むしろ、不完全だから人間らしい。

だから「これでいいのさ!」になるのです。

そして最後は、“人生続行”の一言で締めくくられます。
このしつこいほどの生命力が、本当にAぇ! groupらしい。

アウトロは、冒頭へ戻るラスト。

たくさん失敗して、
たくさん笑って、
たくさん肯定してきたあとだからこそ、

“野なり山なり生きていこーぜ”

という言葉が、“人生哲学”として響くのです。

◼︎「でこぼこ」であることは、恥じゃない

「でこぼこライフ」は、

だらしなくて、
怖がりで、
先延ばしして、
時々逃げてしまう。

そんな“未完成な人間たち”の歌。

けれど、この曲は最後まで、
その未完成さを否定しませんでした。

むしろ、
凸凹だから支え合える。
違うから笑い合える。
失敗するから優しくなれる。

そう歌い続けたのです。

だからこの曲は、ただ明るいだけでは終わらない。

社会の中で、
「ちゃんとしなきゃ」
「もっと頑張らなきゃ」
と疲れてしまった人ほど、
この“これでいいのさ!”という言葉に救われる。

人生は綺麗に揃わない。
人間はいつだって不格好だ。

でも、それでも今日を生きている。

その事実そのものを、
Aぇ! groupはこの曲で、全力で祝福しているのです。

【お問い合わせは下記メールアドレス or SNS DM】
kaneyan.channel@gmail.com

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