出演:垣花蛍月 佐藤七海 (AI第13シーズンメンバー)https://acin.jp/
脚本:Google AI (Gemini2.0)が生成したシナリオを、人の手を加えず、そのまま使用。
もうひとつのAIによるシナリオ「宇宙コンビニ」もご覧ください。https://www.youtube.com/watch?v=p4dlthBjbCg&t=2s
【この脚本の生成過程についてご質問があったので、お答えします】
AIが生成した脚本が使えるレベルに達する時が来るのか、ChatGPTやClaudeなどで生成実験していました。ただ、全体期にキャラクターが平板、台詞もステレオタイプなものしか吐き出されません。傾向としてChatGPTは堅苦しく、Claudeはチープな感じ。アウトプットされたものに、更に指示を加えて改善しようと試みましたが、両者とも指示内容を取り違えることが大半で、使いものになりませんでした。早合点、早飲み込みの、そそっかしいライターと仕事をしている感じ。
AIで出遅れていたGoogleからGeminiから出ましたが、それも当初は同じレベルでした。しかし、Google AI Studio が知らぬ間にリリースされ、Gemini2.0 Flashで試したところ、より人間的な面白いプロットが吐き出される傾向が見られました。なんというか、ChatGPTやClaudeに比べるとキャラクターに一貫性と茶目っ気があり、リアリティーを感じられます。これで、二人芝居を作ってみようと試みました。
今回の生成指示としては、
①女子中高生のための二人芝居のアイデアを10個、生成してください。
②ジャンルは、シリアス、コメディー、SFなどいくつかに分けてください。
というものでした。
上記の指示を繰り返し、アウトプットされた40個くらいのアイデアから、面白いと思った「宇宙コンビニ」と「遺言クラブ」を残しました。だいたい7、8分の芝居になるように字数を指定し、この2本のシナリオの生成を指示。10秒もかからず、シナリオが完成。
「宇宙コンビニ」は登場人物の二人が知り合いなのか、そうでないのか不明だったり、辻褄が合わないことも多かったのですが、そのあたりの曖昧さも「味」と思って修正指示せず、そのまま使用しました。台詞やドラマに深みはありませんが、夢の中にいるような雰囲気が面白いと思っています。
「遺言クラブ」は女子高生のたわいもない会話劇ですが、垣花蛍月の役と佐藤七海の役のキャラ分けがはっきりしており、掛け合いが妙に面白く、これも修正せずそのまま使用。垣花蛍月の安定した演技と、噛みまくっていたものの佐藤七海の魅力的な表情で、愛らしい短編になったと思います。「遺言クラブ」は、若さ溢れる女子高生の会話に「死」を潜ませ、余韻を感じさせる、なかなか技巧的なシナリオだと思っています。
女優たちに聞いてみると「いつものシナリオと違和感はなく、言われなければAIが書いたとは分からない」という感想でした。AIシナリオ、案外、恐るべきポテンシャルがあるかもしれません。(山本)

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