「おい、何があった!」 駆けつけようとする真崎を警官が押しのけた。麻希はパトカーに乗せられ、警察署へ連れて行かれる。おそらく、千春から麻希のところへ連絡があり、出かけたところを事件に巻き込まれたのではないか。真崎は警察署で待っていると、連絡を受けた岩田(鶴田真由)が駆けつけた。刑事専門の弁護士、朝比奈(芦川誠)が一緒だった。麻希のことは朝比奈に任せて、岩田は「話しておきたいことがある」と真崎を喫茶店へ連れ出した。 岩田は意外なことを告白した。

 実は、十九年前、アメリカの法律事務所で研修していた時、友人である麻希の母・望月良子(玄理)から手紙が届いていたのだ。岩田はその手紙をバッグから出し、真崎に見せた。そこには、隣家の木本千春の息子、貴之(竹内達麒)が殺された事件について、良子が独自に調べ、犯人らしき人物を見つけたことが記されていた。しかし、これ以上は素人の自分には無理なので、弁護士の岩田にやってほしいという。

 望月一家が失踪したのはその手紙がついてすぐのことだった。 その後、帰国した岩田は警察に問い合わせた。しかし、事件性はないと言われた。 それでも気になった岩田は、事件に巻き込まれた可能性もあると考え、貴之の事件について調べ直そうとした。だが、それを止めたのは岩田の父親だった。父は国会議員で、鳩羽地区の地区長、菅井(本田博太郎)とは同じ派閥の後輩だったのだ。

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