我が家は楽し 1951年製作
監督 中村登
出演 笠智衆 山田五十鈴 高峰秀子 岸惠子 佐田啓二
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勤続25年の父と賢母、そして子供4人の一家が、貧しいながらも互いに支え合って毎日を生きる様子を、庶民的な哀歓を交えていきいきとつづった心温まるホームドラマ。
賃金が少ないサラリーマン孝作は、長女の朋子を筆頭に4人の子供を抱え、やりくり上手な賢妻のなみ子に支えられながら、貧しくも明るい家庭生活を送る毎日。ある日、孝作は、会社から勤続25年を称えられて金一封を受け取ることになり、これで日頃、苦労をかけている家族の皆にいろいろ欲しいものを買ってやれると大喜び。ところが、その表彰式から家に帰り着いた彼は、せっかくもらった金をすられたことに気づいて愕然とし……。
Filmarksに投稿された感想・評価
当時のスターを揃えた豪華キャストによる家族ドラマ。岸恵子のデビュー作、中村登監督の出世作である。
おかん孝行しなきゃと思わざるを得ない松竹ホームドラマの傑作にして中村登の出世作。この6年後に「土砂降り」と「集金旅行」か。
次女岸惠子には鞄、一番下の妹光子にはピアノ、弟和男には野球のグローブ、お姉ちゃん高峰には大宮京治の画集。セザンヌもゴッホもはじめは落選組、落ちてもクヨクヨすんな。といちいち楠田薫の台詞が刺さる。佐田が亡くなる前の病院の外の鉢植えをオーバーラップし笠宅の鉢植えに移動し高峰の物悲しいアップまでの一連の美しいシーン見事。嘘じゃ無く方便「10万円で家が立つ」広告で南進一郎社長の所でバイトする高峰に絵を描かせず気の毒に思った五十鈴が太田恭二演じる大宮画伯にまで足を運ぶのどこまで子供想い…。鉢植えから出た新緑の芽と五十鈴が若い頃に描いた絵に励まされ覚醒する秀子。
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松竹大船ど真ん中の傑作。表彰され金一封も出て無くした帽子も見つかり絶好調な笠智衆の”世の中いい人いるもんだ”というセリフの後の転落劇は世知辛い。ラストは家族って良いなぁと泣いてしまった。
お金をスラれて帰った後の歓迎会のシーンで息子に「また何か忘れたの?」って言われた笠智衆のアップで大爆笑。
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女学生の次女役で岸惠子が映画デビューを果たし、まだあどけなさの残る初々しい姿を披露しているのが見逃せない。
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中村登監督の出世作だそうな。ホームドラマの原点だろう。岸恵子が娘役で若い。高峰秀子も明るく演じている。でも話が淡々としていて今見るには厳しい作品だ。
VHS

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