大分県の広瀬勝貞知事は、4日の定例会見で、来年春に予定されている県知事選に出馬しないことを表明しました。

20年にわたる広瀬知事の県政を振り返ります。

就任時は1兆円近くの県債残高‥厳しい船出

大分県日田市出身の広瀬知事は、経済産業省の事務次官などを経て2003年4月の県知事選に無所属で立候補し、初当選を果たしました。6期24年に及んだ平松県政の後、戦後5代目の大分県知事に就任しました。

広瀬県政は行財政改革が避けられない中での船出でした。初年度から「豊予海峡ルート」の見直しに始まり、箱物行政や大型イベントの自粛。また「大分香りの森博物館」の廃止を含む行革プランを策定。
また企業誘致を積極的に展開し、堅実に県財政の立て直しに尽力しました。

新たな事業にも 近年はコロナ対策に追われる

一方で、2015年には芸術文化の新たな拠点として県立美術館をオープンするなど、財政状況の改善と共に新たに事業に取り組みました。
2019年のラグビーワールドカップでは陣頭に立って官民を挙げた誘致を展開。
その結果、県内では5試合が開催され、大きな経済効果をもたらしました。

しかし近年は新型コロナの影響で感染拡大防止と経済活動の両立に追われました。

一方で、現職の都道府県知事の中で最高齢であると共に、当選回数も最多タイを数え長期間の知事在任に一部には懐疑的な見方もありました。
20年に渡る広瀬県政は来年4月の任期満了で幕を閉じることになります。

MASK9.COM - FOR YOU, WITH LOVE.