演劇ユニット「iaku」の横⼭拓也が、⺟と娘の視点から乳がんをテーマに描いた傑作舞台を、吉田美月喜(よしだ・みづき)と常盤貴子(ときわ・たかこ)主演で映画化する『あつい胸さわぎ』。この作品が、東京国際映画祭NipponCinemaNow部門に出品されることとなり、あわせて、予告編を解禁となった。
物語は、灯台のある港町の古い一軒家に住む母娘の日常から始まる。母の昭子と2人、慎ましくも笑いの絶えない日々を過ごしていた武藤千夏は念願の芸大に合格し、とても忙しい毎日を送ることとなった。
特に大学から出された創作小説の課題「初恋の思い出」のことで、彼女は頭を悩ませていた。千夏にとって初恋とは、幼なじみの光輝のことだ。しかし中学生の頃、光輝から言われた一言が奇妙な”しこり“となり、今でも彼女の胸に突き刺さっている。千夏はそんな感情を課題小説にぶつけることで、その高鳴る“しこり”を昇華しようと必死で足掻いていた。
ある日、母の昭子は千夏の部屋で一通のお知らせを見つける。それは娘が受けた乳がん検診の“再検査”に関するお知らせだった。娘の身を案じた昭子は本人以上にネガティブになっていく。それとは裏腹に再検査に訪れた病院でも何故か気の乗らない様子の千夏。娘の些細な変化に母は戸惑いを隠せない。その返事はどこか他人事のように聞こえてしまう娘。そしてそんな最中に訪れた2人の日常のちょっとした変化。するといつの間にか胸のしこりが熱を持って小さな高鳴りに変わっていくのを千夏は感じた。けれど、その小さな胸の高鳴りは、いつしか“胸さわぎ“になっていくのだった…。
千夏役に吉田美月喜を抜擢。その母・昭子役を常盤貴子が演じる。また、千夏の幼なじみで思いをよせる同級生役・川柳光輝役に、映画『MOTHERマザー』で第44回日本アカデミー新人俳優賞などに輝いた奥平大兼(おくだいら・だいけん)。千夏に影響を与える友人でもあり、母・昭子の同僚・花内透子役に前田敦子が扮し、ほかに、佐藤緋美(さとう・ひみ)、石原理衣(いしはら・りい)、三浦誠己(みうら・まさき)らが脇を固める。
解禁となった予告編で流れる曲は、この映画のために書き下ろされた注目のアーティストHana Hopeが歌う「それでも明日は」。揺れる娘と母の気持ちを、エモーショナルなシーンに、浸透するような歌声で物語を表現している。
映画『あつい胸さわぎ』は2023年1月27日より新宿武蔵野館、イオンシネマほかにて全国公開となる
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