春の調は双調なのに喜春楽が黄鐘調なのは、春が意味するのは春宮(東宮)、即ち皇太子だからです。
『教訓抄』によると、「東宮の元服の時、必ずこの曲を演奏する」とあります。
【公演データ】
 開 催 日 令和4年9月23日(金、秋分の日)
 開催場所 旧燈明寺本堂
 催 事 名 平安楽舎試楽会
 演奏演舞 舞人/濵田理恵。龍笛/長谷川景光。藤田弥生。鳳笙/高橋萌香。
      大篳篥/高橋佐知子)。鞨鼓/左野龍子。楽太鼓/大澤麻佑。鉦鼓/横山哲也。
 使用楽譜 『新撰楽譜』、『鳳笙秘譜』、『掌中要録』、他。

★★公演のお知らせ★★

◆長谷川景光公演「源義経の龍笛」/雅楽二重奏と『義経記』朗読

 義経が京の五条の大橋で横笛を吹というくだりは有名ですが、義経が横笛の名手でありその横笛とは龍笛のことで、その龍笛で奏していたのが雅楽であったことは余り知られていません。
 義経の時代、すなわち平安時代後期において、雅楽は儀式行事の楽であると共に宴の楽であり、特に雅楽の笛である龍笛は武士に好まれ、嗜みの楽となっていました。
 『平家物語』を補完する書として知られる『義経記』には、義経が龍笛を吹く場面が6回出てきます。第七巻ノ五「平泉寺御見物の事」には、「判官仏壇の影の仄暗き所より出で給ひて、少人の末座にぞ居給ひける。大衆さらば管絃の具足参らせよと申しければ、長吏の許より、臭木のこうの琴一張、錦の袋に入れたる琵琶一面取寄せ、琴をば御客人にとて、北の方に参らせける。琵琶をば念一殿の前に置き、笙の笛をば弥陀王殿の前に置き、横笛は判官の御前に置き、かくて管絃一切ありければ、面白しとも言ふも疎なり」というように雅楽の演奏がなされたことが克明に記されています。
 この公演は、『義経記』の朗読と記載されている曲、その場面を起想される曲を平安時代の楽譜で演奏する構成になっています。

開催日時 令和4年11月23日(水、勤労感謝の日)午後2時開場、2時30分開演
開催場所 自由が丘オペラハウス
     東京都目黒区自由が丘1-3-28 2階(東急東横線・大井町線 「自由が丘」駅より徒歩4分)
出  演 長谷川景光/龍笛。
     左野龍子/龍笛、楽琵琶、楽箏、笙。
     宇沙木はこ/朗読。

一、義経記巻第一ノ七 遮那王殿鞍馬出の事
 壱越調 皇帝破陣楽遊声 長谷川景光/龍笛 左野龍子/龍笛
二、義経記巻第三ノ五 弁慶洛中に於て人の太刀奪ひ取る事
 大食調 散手破陣楽破 長谷川景光/龍笛 左野龍子/楽箏
三、義経記巻第三ノ六 弁慶義経に君臣の契約申す事
 大食調 武昌楽 長谷川景光/龍笛 左野龍子/楽箏
四、義経記巻第五ノ六 吉野法師判官を追つかけ奉る事
 平調 萬歳楽 長谷川景光/龍笛 左野龍子/楽琵琶
五、義経記巻第六ノ四 判官南都へ忍び御出ある事
 平調 龍勝楽 長谷川景光/龍笛 左野龍子/楽琵琶
六、義経記巻第六ノ四 判官南都へ忍び御出ある事
 平調 勇勝 長谷川景光/龍笛 左野龍子/楽琵琶
七、義経記巻第七ノ一 判官北國落の事
 平調 王昭君 長谷川景光/龍笛 左野龍子/笙
八、義経記巻第七ノ五 平泉寺御見物の事
 壱越調 武徳楽 長谷川景光/龍笛 左野龍子/笙
九、義経記巻第八ノ六 判官御自害の事

主  催 平安楽舎

入 場 料 2,500円(全席自由)
【チケットのお電話予約】平安楽舎事務局 ℡03-5755-5746
【チケットのメール予約】平安楽舎事務局 jimukyoku@etude.ocn.ne.jp
【チケットのネット予約】https://heiangakusha.jpn.org/ticket/index.html

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