夏目雅子さんは、一途というかなんちゅうか本中華、真っ直ぐな気質をもつ人物だったようです。
その真っ直ぐな気質を表すエピソードが夏目雅子さんの27年という短い生涯の中で度々あったようです。
女優を志し芸能活動を開始したときは、母親の猛反対を押しきり短大を中退してまでその意志を貫きました。
夏目雅子さんのデビュー作である、日本テレビ・愛のサスペンス劇場『愛が見えますか…』では、数えきれないほどのNGを連発し、厳しく叱責されることもあったようですが、投げ出すこともなく最後までやり遂げました。
人気も出てきてテレビのバラエティー番組に出演させられる機会が増えたときは、事務所を変えてまで女優業を軸としようとしました。
父親が胃がんに倒れ摘出手術をすることになったときは、「気絶してしまうからやめなさい」と言う医師の助言も聞き入れず手術に立ち会いました。
ヌードシーンのある作品にも敬遠することも、代役を立てたりすることもなく果敢に挑みました。
作家の伊集院静さんとの恋愛においても、堕胎を経験してまでも貫き通し結婚しました。
この結婚は、夏目雅子さんとの恋愛当時、伊集院静さんに妻がいたことから結果的に略奪婚となりました。
病(白血病)に倒れた時は、公演中だった舞台に復帰すると言って周囲の人を困らせたようです。
しかし、事務所の人間や母親などからの説得もあり、芸能活動を休止し、長い闘病生活へとシフトしました。
約八か月に及んだ長い闘病生活の中、一度は回復の兆しも見せましたが衰えた体力が災いし肺炎を併発、高熱が続く中、「は・や・く・・・沼田に帰りたい」の言葉を残し彼女はこの世を去りました。
沼田とは、母親の実家である群馬県の沼田です。
幼いころから幾度となく足を運んだ第二の故郷でした。
夏目雅子さんは、芸能界の仕事をめぐって母親と何度も衝突を繰り返していました。
母親は芸能界のことをよく思っていなかったからです。
しかし、そのような状態であっても、母娘は心の底ではしっかりと繋がっていたようですね。
今作動画の中にも、夏目雅子さんと一緒に映る母親の姿がありました。
その二人の姿は、不審の欠片もない信頼しあった母娘の姿でした。
私は、夏目雅子さんを「西遊記」で知りました。
リアルタイムで見ていましたが、随分小さかったので話の内容などは殆ど覚えていません。
しかし、親などから「あの三蔵法師は男ではなく女なんやで」と聞かされた時は、えー!というようなショックを受けたことは覚えています。
今、三蔵法師役の夏目雅子さんを見ると女、しかも美人にしか見えないのに。笑
一途というか、真っ直ぐな気質を持った夏目雅子さんでしたがその表情からは、重たいものは一切感じることはありませんでした。
それどころか、ネアカな女の子という印象を強く感じました。
なんでも学生時代は、テストで悪い点をとったときに限って「見て見て!」と大騒ぎしてみんなに見せびらかすような子だったため、「ダテピン」などという妙なあだ名で呼ばれていたようです。
また得意技は、今作動画の最後を飾った「寄り目」だったようです。
得意技の「寄り目」をあちこちで披露するような夏目雅子さんでしたが、女優としての仕事は見事なものでした。
「鬼龍院花子の生涯」「時代屋の女房」「魚影の群れ」「瀬戸内少年野球団」などなど、大人となってから私は、彼女が出演する映画をいくつか観ました。
どの映画でも素晴らしい演技を披露されていました。
まさに女優でした。女優の仕事でした。
昭和60年(1985年)に彼女は息を引き取りました。
その頃はまさに、熱かった、熱気に満ちた昭和という時代が終わろうとする線香花火の最後のまたたき、その一瞬であったかのように思います。
夏目雅子、昭和の女優、最後の人でした。
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