【ライナーノーツ】
当チャンネルの3本目の動画『五十路の夜』は、多くの人に観てもらい、2025年10月30日時点で総再生数は20万回に迫っている。
この作品がチャンネルを支えてきたと言ってもいい。
『五十路の夜』は、尾崎豊『十五の夜』へのアンサーソングとして、バイクを盗まれた側の視点 から尾崎に物申すという、ある意味でファンを敵に回しかねない挑戦的なコンセプトで制作した。もともとは軽いギャグとして歌詞を書いたつもりだったが、SUNOに曲と歌をつけてもらうと予想以上に熱量のある“感動ソング”になり、コメント欄には「感動した」という声が多く寄せられた。嬉しい誤算だった。
コメントには、意外なほど多くの人がバイクを盗まれた経験をしており、歌詞に共感してくれたことが分かったのも大きな発見だった。
そのやり取りの中で、
「尾崎豊が生きていれば2025年で60歳」
という事実を初めて知った。
前作の「高市早苗の名言を曲にする」流れもあって「次は誰を題材にしよう」と考えていたとき、尾崎の名前が自然と思い浮かんだ。さらに、尾崎の誕生日である11月29日が一カ月後というタイミングも後押しとなった。
当初は尾崎の名言を並べ、曲としてのまとまりを作るつもりだったが、『15の夜』『卒業』『I LOVE YOU』といった曲を参考にしても、どうにもイメージ通りに仕上がらなかった。試行錯誤の末、疲れ切ったときに一つのアイデアが生まれた。
「もし尾崎豊が今も生きていて、60歳になった2025年にこの歌詞を歌うとしたら?」
このアイデアをSUNOにそのまま投げ、
「60歳になった尾崎豊が、2025年の今を生き、再び『15の夜』を歌う――。」という指示で曲を生成した。いくつか生成された中から、声の絞り出し方やメロディが最も“尾崎の魂”を感じるものを採用した。
MVには、「60年後の尾崎豊」という条件でAIに生成させた姿を登場させている。
ただ今回は、単に“60歳の尾崎が歌う”という映像ではなく、「もし尾崎が生き続けていたら、1992年以降の世界をどう受け止めたのか」 を可視化してみたいという思いがあった。
尾崎が見るはずだった世界——
パレスチナの戦災、東日本大震災、そしてコロナ禍。
過酷な現実や理不尽な出来事の連続を、尾崎というフィルターを通して追体験させたら、彼の中にどんな化学反応が起きただろうか。
その問いを、MVという形で試してみたかった。
歌う60歳の尾崎の姿と、彼が“もし生きていたら触れたであろう世界”を重ね合わせることで、彼の魂の延長線を描こうとした作品だ。今回のMVが、かつて尾崎豊の残した感情と、2025年を生きる私たちの心をつなぐきっかけになれば嬉しい。
【参考にしたもの】
尾崎豊『15の夜』
尾崎豊が残した言葉
▼尾崎豊『15の夜』はYouTubeソニーミュージックチャンネルで聴けます
https://x.gd/ZNSc9
▼『五十路の夜』MV【尾崎豊へのアンサーソング】は「歌タメ」チャンネルで聴けます

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