世界文化賞の新しい国際顧問として授賞式で来日した、ヒラリー・クリントン元国務長官が三田キャスターのインタビューに答え、ロシア情勢や次のアメリカ大統領選挙について語った。

ファーストレディーに国務長官。

2016年には、女性として初のアメリカ大統領戦に挑んだ、ヒラリー・クリントン氏。

世界がさまざまな分断の危機に直面する中、アメリカに求められるリーダーシップの在り方とは。

三田友梨佳キャスター「ウクライナ侵攻についてうかがいます。ヒラリー氏がこれまでにプーチン氏と外交に取り組んだ経験をふまえ、NATOやG7各国はどう対処すればいいのか考えをお聞かせください」

ヒラリー・クリントン氏「彼が理由なく近隣の国に侵攻したことは、ウクライナだけの問題ではありません。世界の民主主義の将来という問題です。ウクライナ侵攻のような隣国への侵略は、他の攻撃的な国の指導者たちへのとても危険なシグナルとなる。G7はやるべきことをやってきたと思います」

三田友梨佳キャスター「ロシアの核兵器使用の可能性について、ヒラリー氏はどう見ていますか?」

ヒラリー・クリントン氏「そこまで切羽詰まっていないと思いますが、彼らは脅しとして使うのが好きですよね。もしプーチン氏がそうするなら、ロシアに壊滅的な結果をもたらすと明確にすることです。大事なのは、私たちが今のように“団結する”こと。私は個人的に日米が軍事演習を行って、ロシアと中国の両方に強力なシグナルを送るべきだと思います」

三田友梨佳キャスター「ウクライナには絶対に財政的、軍事的援助や物資が必要です。私たちにできることは、どんなことがあるでしょうか?」

ヒラリー・クリントン氏「ウクライナ国内にとどまっている人々に支援が必要で、ゼレンスキー大統領夫人に赤ちゃんや妊婦のための医療機器を頼まれました。不当にいわれもなく攻撃された国が必要であろう全てのニーズを想像してみて、個々の市民にできることはたくさんあります」

世界に求められている、強い結束力。

その団結は、間もなく迎えるアメリカ中間選挙でも必要だという。

ヒラリー・クリントン氏「私はバイデン大統領を支持し、誇りに思っています。民主党は懸命に動いています。なぜなら共和党の候補者たちは非常に極端で、あまり賢明な政策案を持っていません。私たちが直面している現実から離れています」

三田友梨佳キャスター「トランプ氏は、2年後の出馬に興味を持っているようですが、彼は(大統領選で)負けたことを認めていません。それについてはどう思われますか?」

ヒラリー・クリントン氏「彼はアメリカの政治において、大きな破壊力となっていました。彼の指導者としてのやり方は危険です。アメリカだけでなく、世界が(トランプ氏を)止めなければならない。アメリカ大統領というのは、非常に大きな影響を与える人物だからです。ですので、彼が出馬しないことを願っています。本当に。出馬すればまた負けるでしょう」

三田友梨佳キャスター「あなたに高い期待を寄せている人はたくさんいます。2年後あるいは将来、大統領選に出馬されることは?」

ヒラリー・クリントン氏「いいえ、ないですね。私は出馬するつもりはありません。バイデン大統領は再び出馬すると思いますね。彼が出馬するなら私は彼を支持します」

世界文化賞のスピーチでも、新たな課題として、世界の分断などを挙げたヒラリー氏。

不安定な世界情勢が続いているからこそ、人を結びつけるアートの力がより重要だとし、国際顧問としての意欲を示した。

ヒラリー・クリントン氏「芸術と文化を理解し、評価する努力は非常に重要であり、(世界文化賞は)芸術家にとってのノーベル賞だといっても過言ではない。芸術は私たちが共通の人間性を理解することに役立つと思います。芸術家をたたえ作品を分かち合うためにできることをしなければなりません。それこそ本当に世界文化賞がやろうとしていることです」

FNNプライムオンライン
https://www.fnn.jp/

MASK9.COM - FOR YOU, WITH LOVE.